• 富山旅行一日目。立山の弥陀ヶ原へGO。

とき→はくたか富山地鉄電車の立山線→立山ケーブルカー→室堂行きバス30分。最後のバスだけは酔ったが、バスを降りてすぐに気分が良くなった。なんてったって、最高の空気! 景色と涼しさを期待して行ったが、空気がきれいというのには気づかなかった。
バスを降りると、帰りのバスを予約。そして自宅から持っていったおにぎりを食べ、外回りコースという2時間程度のハイキングコースを歩いた。
前の週が混んでいたみたいで、人がとても少ない。人の声がしない。車道をほんの少し離れると、もう車の音がしない。・・・鳥と虫の声、風の音だけ。静かなんだけど、意外と静かじゃない。鳥や虫の声も、風の音も、こんなに大きかったんだよなぁ、と思い出す。(実家の田んぼのへん)
ただただ満喫。説明はいらない。是非行ってほしい。

  • 山から下りるとき、ケーブルカーが混雑し整理券が配られた。時間つぶしに美女平駅の土産屋に入った。ここでグッときたお土産があった。「白エビ茶漬け」!!白エビは富山の名物である。それに茶漬け!豪華で手軽。しかし、まだ山の途中だった。下りてから明日富山市内で買うことにした。・・・しかし、翌日探したが、ない! これにはひどく後悔した。グッときたら買うようにしよう。
  • 宿についた。今回は小川温泉というところにした。洞窟露天風呂(混浴)、というものに惹かれ、即決した。結果からいうと。。。そのお風呂以外のものがすべてよかった(涙)この洞窟風呂、虫よけにライトアップをせず、網で囲んである状態だった。たしかに虫が多かったから致し方ない。他が良かったので、よしとした。料理も、内風呂も、部屋も、接客もOK。かなりいいホテルだった。

この露天風呂に行く途中の徒歩10分の道のりに、満天の星空が見られた。生まれて2度目の天の川が見られた。なんと富山はきれいな場所が多いんだろう。

  • 富山に行こうと思ったのは、私の母が育った場所だったから。祖父が黒部ダムの工事に関わっていて、宇奈月の近くで6歳くらいまで育ったらしい。きれいな景色も見たかったし、それなら、と立山に行こうと思った。最初は黒部ダム目当てだったが、ダムは1日かけて見るものじゃないと思ったし、職場の同僚に「疲れたの?疲れたなら相談してよね!」と茶化され、いい景色のハイキングコースにした。

立山連峰を眺めながら育った、と母は言っていた。「故郷の風景」。そう呼べるものが首都圏育ちの私にも一応ある。広い広い田んぼの向こうの富士山。用水路のカワセミ。鷺やヨシキリ。川の堤防から見える筑波山カッコウの鳴き声が響く林。・・・富山は自分の育った場所じゃないけれど、きれいな風景を見ると自分の故郷の風景とつながってしまう。そんな自分は幸せだなぁ、とかみしめて帰ってきた。